遺産分割調停のポイント⑥寄与分(法定相続分の修正)
遺産分割調停のポイント⑥寄与分(法定相続分の修正) 寄与分が問題となる類型としては、 家業に従事したことを主張する類型、 被相続人の療養看護をしたことを主張する類型、 被相続人に対し、金銭等を出資したと主張する類型 などがあります。 例えば、家業に従事したことを主張する類型では、通常、無償性が必要になりますので、家業に... 続きはこちら≫
遺産分割調停のポイント⑤特別受益
遺産分割調停のポイント⑤特別受益 1 はじめに 遺産分割の調停では、当事者から、特別受益の主張がなされる場合があります。このコラムでは、特別受益についてとりあげます。 2 特別受益 民法903条1項は、特別受益の要件として、「共同相続人中に、被相続人から、遺贈を受け、又は婚姻若しくは養子縁組のため若しくは生計の... 続きはこちら≫
遺産分割調停のポイント④遺産の評価
遺産分割調停のポイント④遺産の評価 遺産分割の調停手続においては、遺産の評価が問題となる場合があります。 ここでは、不動産と株式についてとりあげます。 1 不動産 遺産分割調停においては、不動産が遺産分割の対象となる場合があります。不動産の評価については、固定資産評価額、相続税評価額などを参考に当事者間で評価額について... 続きはこちら≫
遺産分割調停のポイント③遺産の範囲
遺産分割調停のポイント③遺産の範囲 遺産分割調停手続きについて、このコラムでは、遺産の範囲をとりあげます。 遺産分割の対象となる財産は、原則として、被相続人の所有であり、かつ、現存している財産です。 遺産分割調停の相手方が、遺産分割調停の申立書に添付された遺産目録以外に遺産があることを主張する場合には、通常、遺産が... 続きはこちら≫
【コラム】親の介護など、貢献度を相続に反映して欲しい
親の介護など、貢献度を相続に反映して欲しい はじめに 相続が発生し遺産分割の協議をするときに、親と同居し、介護をしていた相続人から 「介護についての貢献度を相続に反映して欲しい」という要望がでる場合があります。 このような事情は、遺産分割において考慮されるのでしょうか。 次のような事例を仮定して説明します。... 続きはこちら≫
遺産分割調停のポイント②遺言の有無
遺産分割調停のポイント②遺言の有無 遺産分割調停のポイントとして、ここでは、遺言の有無を取り上げます。 遺産分割調停においては、遺言の有無が問題となります。 遺言は、主に、自筆証書遺言と公正証書遺言があります。 自筆証書遺言は、家庭裁判所の検認手続が必要です。 公正証書遺言の有無は、被相続人の死亡後、法定相続人が、... 続きはこちら≫
遺産分割調停のポイント①相続人の範囲
遺産分割調停のポイント①相続人の範囲 ここでは、遺産分割調停のポイントについてご説明します。 このコラムでは、まず、相続人の範囲について説明します。 遺産分割の調停において、まず、相続人の範囲が問題となります。 相続人の範囲の問題は、大ざっぱに言えば、誰と誰の間で遺産を分割するかという問題です。 遺産分割の申立ての... 続きはこちら≫
相続予定だった預金を使い込まれた際の対応方法を弁護士が解説
被相続人の生前、預金が使い込まれていた場合 はじめに 被相続人の生前、被相続人と同居していた、あるいは、近くに住んでいた被相続人の子が、被相続人の預金を引き出すことはよくあることです。 また、被相続人が入院したり、施設に入所している場合に、被相続人の子が、被相続人の預貯金を管理することはよくあることです。 このような場... 続きはこちら≫
特別受益と死亡退職金
特別受益と死亡退職金 私の母は、公務員として働いており、半年ほど前に死亡しました。 私の母は、死亡時に現職の公務員でした。 私の母の遺言は、ありません。 私の母の法定相続人は、私の父、私の兄です。 私の母が死亡したことにより、配偶者である夫に死亡退職金約500万円が支給されます。 私の母の遺産は、預金であり、約5000... 続きはこちら≫
特別受益と結婚式の費用
特別受益と結婚式の費用 私の父は、昨年、死亡しました。 私の父の遺産は、預金だけです。 私の父は、遺言書を作成していませんでした。 私の母は、既に死亡しており、私の父の法定相続人は、私と兄です。 私は、兄と遺産分割の協議をしていますが、なかなかまとまりません。 私は、先日、特別受益という制度... 続きはこちら≫