遺言書

2016年10月02日

公正証書遺言と付言事項

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ご質問 私は、妻に先立たれ、子供が3人います。 私は、会社員として働いていましたが、現在、無職であり、年金収入で生活しています。 仮に、私が、死亡すると、3人の子が法定相続人になります。   私は、現在、自宅の土地建物、銀行の預金、上場会社の株式を保有しています。私は、証券会社に口座があり、上場会社の株式は、... 続きはこちら≫

2016年09月20日

公正証書遺言の証人適格

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公正証書遺言の証人適格 民法969条1号は公正証書遺言の方式として、証人二人以上の立会いがあることを規定しています。 また、民法974条は、遺言の証人、立会人の欠格事由を規定しており、具体的には、   ①未成年者 ②推定相続人及び受遺者並びにこれらの配偶者及び直系血族 ③公証人の配偶者、四親等内の親族、書記及... 続きはこちら≫

2016年09月07日

遺言執行者がある場合の相続人による相続財産の処分

遺言執行者がある場合の相続人による相続財産の処分 民法1013条は、遺言執行者がある場合には、相続人は、相続財産の処分 その他遺言の執行を妨げるべき行為をすることができない旨規定しています。   それでは、公正証書遺言において遺言執行者が指定されているときに、 遺言執行者として指定された者が就職を承諾する前に... 続きはこちら≫

2016年06月25日

自筆証書遺言と花押

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自筆証書遺言と花押 自筆証書によって、遺言をするには、遺言者が、その全文、日付及び氏名を自書し、これに印を押さなければなりません。   それでは、押印ではなく、花押(かおう)がされている自筆証書遺言は、効力が認められるのでしょうか。 民法の条文上は、押印が求められており、花押は押印とは異なりますので、問題とな... 続きはこちら≫

2016年06月20日

遺言の種類

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遺言の種類 遺言には、普通方式と特別方式があります。 普通方式には、自筆証書遺言、公正証書遺言、秘密証書遺言の3種類があります。 また、民法は、特別方式を規定しています。特別方式としては、例えば、民法976条は、疾病その他の事由によって死亡の危急に迫った者の遺言について規定しています。   普通方式のうち、こ... 続きはこちら≫

2016年01月28日

カーボン紙を用いて複写の方法で記載した自筆証書遺言と自署の要件

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相続、カーボン紙を用いて複写の方法で記載した自筆証書遺言と自署の要件 民法968条1項は、自筆証書によって遺言をするには、遺言者が、その全文、日付及び氏名を自書し、これに印を押さなければならない旨規定しています。 法が、自筆証書遺言について、自書を要件としている趣旨について、最高裁判所の裁判例では、自筆証書遺言において... 続きはこちら≫

2015年12月10日

遺言者が自ら斜線を引いた自筆証書遺言の有効性

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遺言者が自ら斜線を引いた自筆証書遺言の有効性 最高裁判所第2小法廷は、平成27年11月20日、自筆証書遺言を作成した後に、遺言者自身が、赤色のボールペンで自筆証書遺言の文面全体に左上から右下にかけて1本の斜線を引いたケースで、故意に遺言を破棄したといえ、無効であるとの判断を示しました。 最高裁判所は、「民法は、自筆証書... 続きはこちら≫

2015年11月27日

相続させる遺言と特別受益

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相続させる遺言と特別受益 民法903条1項によれば、相続人に対する遺贈は、特別受益に該当します。贈与の場合と異なり、「婚姻若しくは養子縁組のため若しくは生計の資本として」なされたことは、要件となっていません。   それでは、「相続させる」旨の遺言により相続財産の一部を取得した相続人について、遺言による遺産の取... 続きはこちら≫

2015年10月20日

自筆証書遺言の検認

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自筆証書遺言の検認 質問 私の父は、昨年死亡しました。私の父の法定相続人は、私の母と私と弟です。 先日、家庭裁判所から私に書面が届きました。 その書面によれば、自筆証書遺言の検認の期日が開かれるとのことでした。 検認とは、どのような手続きでしょうか。       弁護士からの回答... 続きはこちら≫

2014年12月11日

遺言と推定相続人の立場

遺言と推定相続人の立場 質問 私の父は、長男である私にすべての財産を相続させる旨の公正証書遺言を作成してくれました。 私の母は、すでに死亡しており、私には、妹が一人います。   これで、私の父が死亡したときには、確実に私が私の父の財産をすべて相続できると考えてよいのでしょうか。   弁護士からの回答... 続きはこちら≫