2019年10月10日

配偶者居住権によって、配偶者は、建物をいつまで利用できるのですか?

事務員:前回、配偶者居住権の成立要件について、説明をいただきましたが、配偶者居住権は、いつまで認められるのですか。   弁護士:原則として、配偶者の終身です。   事務員:存続期間を定めることはできますか。   弁護士:存続期間を定めることは可能です。   事務員:存続期間を定め... 続きはこちら≫

2019年09月12日

配偶者居住権は、どのように建物を利用できるのですか?

事務員:配偶者居住権では、配偶者は、どのように建物を利用できるのですか?   弁護士:配偶者は、配偶者居住権に基づき、無償で居住建物全部の使用及び収益をすることができます。   事務員:無償なのですね。     ところで、増改築は、できますか?   弁護士:配偶者は、居住建物の所有者の承諾... 続きはこちら≫

2019年08月28日

配偶者居住権とは、何ですか?

事務員:改正民法で、配偶者居住権という権利が創設されたと聞きましたが、配偶者居住権とは、何ですか。   弁護士:まず、条文を確認してみましょう。     民法1028条1項は、次のように規定しています。     被相続人の配偶者は、被相続人の財産に属した建物に相続開始の時に居住していた場合において、次の各号の... 続きはこちら≫

2019年08月07日

遺産分割前に預金を払い戻すことができますか?

事務員:遺産分割前に遺産である預貯金を払い戻すことができますか?   弁護士:平成28年12月の最高裁判所の判決において、従来の裁判例を変更し、預貯金債権は遺産分割の対象である旨判示しました。   事務員:遺産分割の対象ということになると、複数の相続人がいる場合、遺産分割前に相続人のうちの一人が預金の払い戻しをすること... 続きはこちら≫

2019年07月05日

【Q&A】被相続人死亡後の預金の払い戻しは、どのように扱われますか?

【Q&A】被相続人死亡後の預金の払い戻しは、どのように扱われますか? 事務員:被相続人が死亡した後、相続人の一人が、被相続人名義の預金を払い戻すということがありますが、この場合、どのように扱われるのですか?   弁護士:まず、当該相続人が、自らが払い戻したこと、払い戻した預金を自己の取得分とすることを認めれば... 続きはこちら≫

2019年06月27日

遺産分割調停、審判で遺産として扱われる財産には、どのようなものがありますか?

【Q&A】遺産分割調停、審判で遺産として扱われる財産には、どのようなものがありますか? 質問 私の父は、昨年、死亡しました。 私の父の相続人は、私の母、私、私の弟の3人です。 私の父は、投資に関心があり、様々な金融資産を持っています。 私は、弟と折り合いが悪く、話し合いでは遺産分割がまとまりませんでした。 私は、遺産分... 続きはこちら≫

2019年06月16日

遺言を作成したのですが、どうしたら内容を変えることができますか?

【Q&A】遺言を作成したのですが、どうしたら内容を変えることができますか? 質問 私は、10年ほど前に、勤務していた会社を退職し、現在、無職です。 私には、子供が二人います。私の長男は、私と同居していました。私の二男は、県外で生活しています。 私は、長男と同居していたので、長男に、二男より多く遺産を相続させる内容の公正... 続きはこちら≫

2019年05月29日

被相続人が、相続人の一人の借金を肩代わりした場合、特別受益になりますか?

【Q&A】被相続人が、相続人の一人の借金を肩代わりした場合、特別受益になりますか? 質問 私の父は、1年前に死亡しました。 私の母は、既に亡くなっているので、私の父の法定相続人は、私と兄です。 私の父の遺産は、自宅の土地建物と預金です。 私の父の遺言は、ありません。 私の兄は、生前、消費者金融会社に約300万円の借金を... 続きはこちら≫

2019年05月10日

自筆証書遺言の保管制度について

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【コラム】自筆証書遺言の保管制度について このたびの民法改正に伴い、「法務局における遺言書の保管等に関する法律」が制定され、法務局で自筆証書遺言を保管してもらう制度が創設されました。 自筆証書遺言は、遺言者が遺言書の全文、日付及び氏名を自書し、これに押印をすることによって成立する遺言です(ただし、自筆証書遺言にこれと一... 続きはこちら≫

2019年04月19日

生前贈与について遺言で特別受益と扱われないようにしたい場合、どのような方法がありますか?

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【Q&A】生前贈与について遺言で特別受益と扱われないようにしたい場合、どのような方法がありますか? 質問 私は、公正証書で遺言を作成しようと思っています。 もっとも、遺言の内容について、一部、悩んでいるところもありますので、私の遺産の一部について、誰に相続させるかを決めたいと思います。 私は、妻に先立たれており、私が死... 続きはこちら≫