2015年02月05日

【弁護士コラム】相続、寄与分と遺留分

相続、寄与分と遺留分 民法は、寄与分の規定を設けていますが、寄与分と遺留分は、どのような関係にあるのでしょうか。   民法1044条は、寄与分の規定を準用していません。民法の条文上は、他の共同相続人の遺留分を侵害する結果となる寄与分を裁判所が認定することは、妨げられないと考えられます。   もっとも... 続きはこちら≫

2015年01月20日

【Q&A】相続、遺産分割の相談

相続、遺産分割の相談 質問 私の父は、先月、死亡しました。私の母は、健在です。私は、兄と私の2人兄弟です。 父の遺産について、兄と話をしましたが、話し合いになりませんでした。 私は、弁護士さんに、遺産分割について、相談をしたいと思いますが、どのような準備をしたらよいでしょうか。   弁護士からの回答 当事務所... 続きはこちら≫

2015年01月08日

特別受益と死亡退職金

特別受益と死亡退職金 被相続人が、死亡し、共同相続人の一人が被相続人の死亡退職金を受領した場合、受領した死亡退職金は、特別受益に該当するのでしょうか。   会社の就業規則、法律などの規定により、死亡退職金の受給権者が定められており、かかる規定にしたがって死亡退職金を受領した場合、この退職金自体は、受給権者が固... 続きはこちら≫

2014年12月11日

遺言と推定相続人の立場

遺言と推定相続人の立場 質問 私の父は、長男である私にすべての財産を相続させる旨の公正証書遺言を作成してくれました。 私の母は、すでに死亡しており、私には、妹が一人います。   これで、私の父が死亡したときには、確実に私が私の父の財産をすべて相続できると考えてよいのでしょうか。   弁護士からの回答... 続きはこちら≫

2014年12月05日

腹違いの兄弟との遺産分割を円滑に解決することができた事例

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腹違いの兄弟との遺産分割を円滑に解決することができた事例 50代女性、父親を亡くされた方からの依頼です。 ご両親が離婚されたため、父親が亡くなった事実を長期間知りませんでした。 父親と再婚相手との間の子から連絡があり、当方は弁護士を代理人に選任し、遺産分割の協議をしました。   被相続人の方は、ご依頼者の方が把握できた... 続きはこちら≫

2014年11月14日

共同遺言

共同遺言 質問 私たち夫婦には、子供が2人います。 長男は、私たち夫婦と同居しています。長女は、結婚して、私たち夫婦とは別に暮らしています。   私たち夫婦には、私名義の自宅のほか、それぞれ銀行預金があります。 私は、自宅を長男に相続させ、銀行預金を長女に相続させたいと考えています。私の妻は、銀行預金を長男に... 続きはこちら≫

2014年10月26日

封された自筆証書遺言

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封された自筆証書遺言 質問 私の父は、先月の20日に死亡しました。父には、長男である私と、二男の2人の子がいます。私は、父と同居していました。 母は、父より先に死亡しました。私は、父から、生前、遺言を書いたと説明を受け、父の筆跡で遺言書と書かれた封書を託されていました。 私は、この封書を開封してもいいですか。... 続きはこちら≫

2014年10月10日

お子様連れのご相談について

お子様連れのご相談について 当事務所では、多くの方にご相談をいただいておりますが、ご相談のご予約をいただくときに、 子供を連れて行ってもいいですかと、ご質問をいただく場合があります。 当事務所では、お子様を連れてご相談や打ち合わせにいらっしゃる方のために、 ご相談の机の隣に、キッズスペースを設けさせていただいたり、ぬり... 続きはこちら≫

2014年09月26日

連帯債務と相続

連帯債務と相続 相続の場合、被相続人の財産だけでなく、負債も相続の対象となります。 被相続人が、金銭債務を負っていた場合、一般に、法律上当然分割され、共同相続人がその相続分に応じてこれを承継すると考えられています。 法定相続人全員が、法定相続人のうちの1人が被相続人の債務を負担する旨の合意をしても、通常、かかる合意は、... 続きはこちら≫

2014年09月08日

【弁護士コラム】遺産分割と登記

遺産分割と登記   相続人が、遺産分割による不動産の権利の取得を第三者に対抗するためには、登記が必要でしょうか。 まず、遺産分割前の第三者について、説明します。 遺産分割には、遡及効があり、民法909条本文は、遺産の分割は、相続開始の時にさかのぼってその効力を生ずる旨規定しています。 しかし、民法909条但書... 続きはこちら≫